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体育系大学入試概況・高等学校の先生へ

更新日: 2023年12月 7日 16:10



体育系大学 総合型選抜

体育系大学 総合型選抜では、よりアドミッションポリシーに見合う学生を早期に確保する為に、大学独自の方法で受験生を選抜しています。

昔のように部活動の実績と先生とのコネクションだけではもう合格はできません。

近年体育進学センターに来られる生徒さんは、実績がない生徒さんが9割。それでも皆さんしっかりと勉強に励み、合格しています。

では、どのように合格させているのか。

まずは、入学後に学びたい分野、受講したい講座と教授名、研究したい課題・ゼミ名、大学卒業後に希望する職業・就職先などが明確である必要があります。

これを引き出せるのは、やはりその専門分野に長けた大人です。

またそのビジョンの中でその大学進学が最も相応しいことをエントリーシートやその他の試験で証明する必要があります。

しかし、生徒さんのスキルと言うのは個々で異なります。文章表現力・考察力・分析力など、様々なスキルを高めなければ、合格には至りません。

体育系大学の総合型選抜では、エントリーシート・面接・小論文・総合考査・グループディスカッション・プレゼンテーション・自己推薦書などが課され、学部・学科に対応する適性(学力)、入学後の意欲・人間力などの総合的な人物評価を行って選抜しています。

大学受験において総合型選抜(年内入試)が主流になり、難しい入試であることは間違いありませんが、学習意欲や将来の夢や未来のビジョンを大学にアピールする最大のチャンスでもあります。

生徒さんの大学での学びにも影響するので、ギリギリで合格できた学力よりも、できればTOP合格に近い力を持って大学へ進学できるようサポートをしていければと考えます。

まずは入試の実態を把握し、1日でも早く必要な準備に取り掛かれるよう、生徒さん本人も、先生も、保護者も、共に学ぶ必要があると考えます。


高等学校の先生へ

体育系大学 総合型選抜(旧AO入試)の生徒指導について

近年の総合型選抜(旧AO入試)は受験資格が低く設定されている為、出願はしやすくなりました。
受験生は受験機会を増やしたいと考え、安易な気持ちで出願する事が多いように見受けられます。
しかし総合型選抜(旧AO入試)の実態は、試験内容が格段に難しくなり、生徒さん一人では対策が困難なものとなっています。
小論文1つ取っても、国語の先生の知識だけでは、名答・合格は難しいのが現実です。
保健体育理論などの知識、図やグラフを読み解く力、文の構成に至るまで、レベルの高いものが求められます。
是非、先生方も入試の実態に目を通して頂き、生徒指導にお役立てください。
そして総合型選抜(旧AO入試)で合格できなかった場合でも、専門学校や一般私大に進路変更をするのではなく、学校推薦型選抜や一般選抜などのチャンスを生かし、不本意な進学を未然に食い止めて頂けると幸いです。



体育系大学 学校推薦型選抜(旧推薦入試)概況

体育系大学 学校推薦型選抜(旧推薦入試)は、高校での実績や取り組みをもとに、受験生の個性や意欲を評価する試験です。その多くは学校長の推薦が必要となっており、受験生が成果をアピールする項目(学習成績の状況や部活動、生徒会活動の実績、資格・検定のスコアなど)、大学側が設定した一定水準が求められます。

体育系大学学校推薦型選抜(旧推薦入試)は、「スポーツ推薦」「一般推薦」に大別する事ができます。
「スポーツ推薦」は、競技実績優先で、書類選考と面接があります。
当然のことながら、各大学は大学スポーツで活躍が期待されるトップレベルの実力を有する生徒を確保しようとしています。
「一般推薦」は競技実績だけでなく、実際に小論文・面接や実技試験を課し、入学後に伸びる可能性の高い生徒を発掘しようとしております。


高等学校の先生へ

体育系大学 学校推薦型選抜(旧推薦入試)の生徒指導について

文科省の指示で総合型選抜の受験生が増え、入試の時期がずれ込んだ(9月以降に出願)ことにより、総合型選抜を受験した後、学校推薦型選抜までの準備期間が一か月ぐらいしかありません。そのため、準備不足のまま受験に臨む生徒も少なくないように見受けられます。
スポーツ推薦であれば実績重視となりますが、一般推薦では小論文も大学別に出題傾向が異なり、大学側が要求する形に合わせて、大学側が見たいと思っている受験者の興味関心や知識を、いかに上手く表現するかが大切です。
出題の意図を知り、もし知識が足りないなら不足している知識(体育・スポーツ・健康)を補い、そして実際に書いて添削を受けることが上達の条件です。
是非、先生方も入試の実態に目を通して頂き、生徒指導にお役立てください。



体育系大学 一般選抜(旧一般入試)概況

体育系大学 一般選抜(旧一般入試)では、共通テスト利用の出願ができる大学が増えてきましたが、どの大学も狭き門である為、合格最低点はかなり高くなります。
例えば、私立受験生は大学ごとの独自の過去問題に目を通し、出題傾向を把握してから勉強に取り掛かる必要がありますが、各大学の入試時期がずれ込んだことにより対策する時間が少なくなっているため効率よく勉強をしていくことが大切です。

英語であれば、文法問題が多く、国語では知識を問うような問題が多く出題されたりします。
実技試験については、大学独自の測定方法で実施をしている大学も数多くありますので、正確な測定方法を知り、記録を残すことを第一に考え、どうしたら高得点(好記録)を出せるかなどを知り、練習・トレーニングをしていく必要があります。

また、国立の2次試験についても同様に、実施内容などを把握するとともに実施種目(専門種目なのか基礎運動系種目なのか)によって対策方法なども異なってきます。


高等学校の先生へ

体育系大学 一般選抜(旧一般入試)の生徒指導について

学校推薦型選抜の結果発表が11月下旬もしくは12月の上旬となっているため、結果をみてから一般選抜の対策を実施しては間に合いません。そのため、最終的なことを考え総合型選抜もしくは学校推薦型選抜を受験する生徒でも一般選抜の勉強をできる限り早期から両立して実施することをお勧めします。
また、国立受験生については共通テストに重きをおきますが、同時に2次対策(実技)などの対策を並行して実施しておくことが合格の秘訣となります。国立大学の2次試験についても専門種目なのか基礎運動能力なのかなどによって対策方法なども異なってきます。また共通テストと2次試験の配点比なども大きく関わってきます。そのため国立受験については一人ひとりの個性に合わせて綿密に計画を立てる必要があります。
是非、先生方も入試の実態に目を通して頂き、生徒指導にお役立てください。

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著者:体育進学センター