タイシンブログ
【大阪校】新井先生より「『入試を受けるときに大事なことって、何?』」
カテゴリ:タイシン大阪校
公開日: 2025年1月27日 11:33
こんにちは。
大阪の校舎で国語を教えている新井です。
共通テストも終わり、これから私大入試のシーズンが始まります。
こういう時期ですから、「入試を受けるときに大事なことって、何?」って思いますよね。
私もちょっと考えてみたのですが、一番大事なことは言うまでもないことです――「体調が良いこと」。
しっかり睡眠をとって頭の中がクリアな状態、そして思ったように手足が動く状態であれば「たいていのことはどうにかなる」ものです。
でもこれは良く言われることですよね。
わざわざ今さらいうことでもないかもしれないけれど。
私が個人的に大事だと思うことは「深呼吸してから、全体を見渡すこと」だと思っています。
たとえば試験会場に着いたとしましょう。
教室割の看板を見て、まっしぐらに試験のある教室に向かうというのはよくある話で。
けれども、もったいないと思いませんか?
みなさんが4月から毎日過ごす大学なわけですよ。
愛でるように(!)その景色を眺めてみてください。
その景色のなかで、あなたが受験を受ける教室はどこにあるのでしょう。
キョロキョロしながら、たとえばトイレがどこにあるのかとか、お昼をどこで食べるかとか、そういうことを考えたらいいと思います。
そう思うと、少し緊張も和らぐかもしれない。
さて、教室に入りました。
教室を見渡してみましょう。
試験中にキョロキョロすると疑われますが、試験開始前にぼんやりと眺めるのであれば大丈夫でしょう。
ここで講義を受けるのかとか、あの試験監督の先生はひょっとしたら恩師になる人なのかもしれない、とか。
そういうことを考えるだけで、前向きになれるかもしれない。
そうこうしているうちに試験が始まりました。
机の上を見渡してください。
問題冊子と答案用紙とが揃っているか、問題冊子の中身をあらためて、ページの飛びとか、印刷の不具合はないか、全部でどの程度の分量があるのか――じつはこの過程が一番大事です。
あなたがこれから取り組まなければならない問題の全景を見渡しましょう。
そうすれば、あなたがこれからやらなければならないことのすべてが見えるはずです。
そうしたら勇気をもって一歩が踏み出せると思うのです。
大事なことは、できるだけ大きな視野で、ゆったりと構えて、よく見ること。
そうすれば、うまくいくもんです。
深呼吸して、さあ一歩踏み出して。
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