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【代々木校】土方先生より「日本体育大学総合型選抜プレゼンテーション方式」

カテゴリ:タイシン代々木校
公開日: 2024年11月11日 13:42
https://www.e-taishin.com/feature/common/img/teacher.hijikata.jpg

代々木校の土方です。


11月11日は日本体育大学総合型選抜プレゼンテーション方式の出願締め切り日です。

スライドを用いたプレゼンテーションが課せられているため、出願する生徒たちは今必死になってその完成を急いでいます。(このブログは11月8日から10日かけて書いたものです。)

学科ごとにスライドの形式や規定枚数は異なります。

パワーポイントを用いて10枚ほどスライドを作成する学科もあれば、A4サイズの指定用紙に手書きで記入する学科もあります。

生徒たちは各々の志望する学科の規定に合わせて、頭を悩ませながら、アイデアを練り、作成に励んできましたが、多くの生徒が最後の仕上げの段階です。

今私が書いているこの文章が、タイシンのブログに掲載される頃は、無事出願を済ませ、ほっと一息つくのもつかのま、次の作業に励んでいるさなかでしょう。

「励んでいるさなかでしょう」と書きましたが、全員が無事に出願完了していなくては困りますけれども(笑)

http://www.e-taishin.com/diary/img/20241111hijikata1.jpg
LINEでのプレゼンに関する質問に対応する押元先生(11月10日)



今年の日本体育大学総合型選抜小論文方式は、学科によっては例年にない厳しいものでした。

不本意な結果に終わり、精神的にも苦しい中で、自分の将来の夢の実現のためとはいえ、次の受験に向かって身を奮い立たせ、作業に取り組んでいる生徒たちの姿を見ると、指導する側も身が引き締まる思いです。

今はやる気に満ち、夢中で課題に取り組んでいる生徒たちですが、初めからそうであったわけではありません。

取り組み始めた当初は、「小論文方式で不合格でも決して諦めません、次でリベンジして見せます」、と口では言いながら、つらい、やりたくないという本音が、言葉や表情の端々から見え隠れしていました。

ですが、スライド作成に勤しむなかで、何を、どのような構成で、どう表現すれば良いのかという見通しがついてくると、生き生きとした表情が蘇ってきました。

おそらく、スライド作成の過程で、自分の将来の夢、大学での学修で追究したいこと、身につけたい知識や技術、資格などが、もう一度頭の中で再整理、再確認され、自分の目標を改めて強く確認できるからなのではないかと思います。

不合格という言葉で、一度は砕け散った自分の理想や自尊心を、もう一度組み立て直していく―そういうリハビリテーション効果がプレゼンテーションのスライド作成にはあるように私には感じられます。

口では嫌だ、頭痛い、面倒だと文句を言いながら、私には生徒たちが目の前にある難題を相手に戦うことを、どこか楽しんでいるようにも見えるのです。(「楽しんでいる」なんて書いたら生徒たちに怒られますね(笑))

タイシンの生徒は、スポーツに情熱を傾けている人たちです。

自分の目標達成のために全力を注ぎ、勝負に挑むことに長けているのでしょう。

スライド作成が初めは吐き気するほど嫌だったが、やっているうちに何か楽しく思える時もあるという旨の言葉をこれまでに生徒から幾度も聞いたことがあります。

ハードワークを楽しむ、そういう心の逞しさがあれば、受験も成功に近づく可能性も高まるものと私は思います。


スライドを提出し終えたら、次はプレゼンテーション本番用の読み上げ原稿の作成です。

「読み上げ原稿」とは、プレゼンテーションで話すときの言葉を一字一句書き込んだ原稿を言います。

例えば「こちらのスライドをご覧ください」とか、「左の図と右の図を比較して見てください」とか、内容以外のつなぎの言葉も入れて書きます。

でないと、正確なプレゼン時間がどれくらいなのか測れないからです。

原稿を作成していると、自分の将来の職業、学修したいこと、取得したい資格などについて、どうも適確な表現が出てこない、内容が薄いということに気づく人も多いようです。

その場合もう一度、本やネットなどでそれらをきっちり自分で調べ直すことになります。

大変な作業だと思いますが、それを行うことによって、自分の目的を明確にし、知識を定着させ、深めることもできるので、やるだけの価値が十分あります。


読み上げ原稿が一通り完成したら、それを基にプレゼンの実践練習に入ります。

いざ話してみると、書き上げた原稿では話しづらい、展開がスムーズではない、意図が伝わりづらいなど様々な課題が浮上してきます。

先生からアドバイスを受け、あるいは自分で気づいて、それらを修正し、また練習し、新たに発見した修正すべき箇所を直し、また練習する―そういった繰り返しを経て、10分間のプレゼンテーションは完成していきますが、話す内容だけでなく、声の大きさ、速度、抑揚、視線、顔の表情、ジェスチャーなども大きなポイントですので、それらにも注意し、作りあげていかねばなりません。

私は面接の授業で「面接は一種のパフォーマンス」だとよく言いますが、プレゼンテーションこそ、まさにパフォーマンスですね。

面接以上に練習が大事ですが、授業でがっちりやっていきましょう!


このブログでプレゼン出願前の授業風景の写真を載せる予定でしたが、まだ完成していない生徒たちにかまっていたら、写真のことなど頭からふっとんでいました。

気づいたとき授業はすでに終り、生徒たち皆帰ったあとでした。

http://www.e-taishin.com/diary/img/20241111hijikata2.jpg
順大コースの面接・口頭試問の授業風景の写真です。このようにタイシンではOGOBの方が授業に協力してくれ、生徒の支えになっています。(11月10日)




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