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保護者の皆様へ

少子化と大学の現状
●学校数の推移


小学校
中学校
高等学校
大学
1988年
24,901校
11,266校
5,512校
490校
1998年
24,295校
11,236校
5,493校
604校
2008年
22,476校
10,915校
5,243校
765校


 過去20年間の「学校数の推移」を見ると、少子化の影響から小学校・中学校・高等学校は激減しているにもかかわらず、大学は未だに増え続けています。

 「選ばなければ誰でも大学に入れる時代」になりましたが、競争なくしては進歩もありません。実際は人気大学と不人気大学の格差が年々広がっています。

  大学卒業後の進路を考えると、努力して伝統と実績のある大学に進学していただきたいものです。


●私立大学の定員充足率


大学数
100%以上
50%〜99%
50%未満
100%未満の割合
1998年
439校
404校
13校
1校
8.0%
1999年
450校
361校
14校
3校
19.8%
2000年
471校
340校
114校
17校
27.8%
2001年
493校
344校
127校
22校
30.2%
2002年
508校
364校
131校
13校
28.3%
2003年
521校
374校
130校
17校
28.2%
2004年
533校
378校
140校
15校
29.1%
2005年
542校
382校
143校
17校
29.5%
2006年
550校
329校
201校
20校
40.2%
2007年
559校
377校
205校
17校
39.7%
2008年
565校
299校
237校
29校
47.1%


 日本私立学校振興・共済事業団 平成20年度のデータを見ると、入学定員充足率で100%未満(定員割れ)の大学は、全体の47.1%です。平成22年度から学生募集を停止する大学がいくつかありますが、今後こうした大学の急増は明らかです。大阪外国語大学が大阪大学に吸収されたように、国立大学においても統廃合が進んでいる厳しい現状がありますから、私立大学の経営はなおさら厳しいはずです。

 容易に進学できる大学は多数ありますが、在学中(もしくは卒業後まもなく)潰れてしまう危険性のある大学に進学して、後悔しないようにしましょう。


●大学の入試制度と経営安定力の関係


 
大学の入試制度と経営安定力の関係

 全入学定員に占める【A】の割合が70%・80%・90%と大きくなれば大きくなるほど、『一般入試で受験生を集めることができない(集客力がない)人気のない大学、経営安定力のない大学』と言うことになります。


●大学入試の選抜方法


AO入試・・・通常の学力試験では判断できない一人ひとりの個性や学ぶ意欲を評価するため、書類審査や面接などで合否を判定する入試です。主に「人物重視型」と「学力(競技力)選考型」の2つのタイプがあります。学校長の推薦が不要、評定平均値が関係なく、希望すれば誰でも挑戦することができます。

  • AO入試の実情・・・現在、私立大学の70%以上、国立大学でも約40%が導入しています。しかし、近年になって入学者の学力不足や入学後の学業不振などを理由に、AO入試を廃止する大学が出てきました。一方、中堅以下の大学では少子化時代の学生確保(青田買い)の手段になっているのも事実です。

推薦入試・・・スポーツ推薦と一般推薦の大きく2つに分かれます。いずれも大学の出願要件に記載されている評定平均値をクリアしていなければなりません。

  • スポーツ推薦・・・評定平均値は3.0以下が多く、実際は競技実績がすべてです。全国大会に出場し、個人競技は全国16位以内、団体競技は8位以内が目安になります。大学によってスポーツ推薦の対象となる指定種目が決まっていたり、種目によってはポジションによって「取る・取らない」が決まっていたりと、運・不運もあります。
  • 一般推薦・・・評定平均値が3.2以上あるいは3.5以上と、スポーツ推薦に比べ高いのが特徴です。また、小論文や面接試験の対策が必要です。

一般入試・・・ほとんどの体育系大学では、学科試験と実技試験の総合判定で合否が決まります。競技実績がなくても、評定平均値が低くても、直接合否に影響することはなく、入試の得点で合否が判定されます。したがって、受験大学の出題傾向をふまえた学科と実技の対策が必要になります。

 大学卒業後社会人としての人生は、60歳で定年退職すると約40年あります。とても長い期間ですから、やりたい職業に就けるかどうかが重要です。
 就職するには、採用試験に合格しなければなりません。このとき、受験で苦労した経験が必ず役に立ちます。人生の勝負ですから、夢を実現するだけの努力をして運を天に任せましょう。
 もう一つ、OB・OGが社会で活躍している伝統と実績のある大学に進学することも重要です。

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