タイシンブログ
【代々木校】浦野先生より「3つのタイプに分けて、簡単に受験アドバイスをしてみます。」
カテゴリ:タイシン代々木校
公開日: 2024年4月22日 16:55
こんにちは。浦野です。
日体大や順大の小論文や面接をはじめ、筑波・早稲田などの年内入試(スポーツ推薦系)も担当しています。
今日は、高校3年生の方に向けてブログを書いています。
今年のインターハイは、「ありがとうを強さに変えて 北部九州総体2024」をテーマに福岡・長崎・佐賀・大分の4県を中心に実施される予定です。
サブタイトルは、「駆け上がれ夢の舞台へ燃え上がれ若人の魂」がんばろう!北陸〜能登半島地震からの復興を応援しています〜となっています。
スポーツの力で、被災地の方々を少しでも勇気づけられるといいですね。
https://www.koukousoutai.com/2024soutai/
さて、3年生は、高校最後の試合に臨みますが、同時に、進路のことも考えなければなりません。
ある程度高い競技成績を見込める人は、「競技実績を利用」した受験を考えることでしょう。
そこで、3つのタイプに分けて、間単に受験アドバイスをしてみます。
① 1年生、2年生から頭角をあらわし、大学から声をかけられているような選手 ② 最後の大会で、うまくいけば好成績を残せそうという選手 ③ おそらく地区予選の段階で敗退する選手 |
① は、大学と相思相愛であれば、たぶん問題なし。
ただし、トップアスリート型やスポーツ推薦であっても、「志望理由」や「実績証明」の書類をバカにしないで丁寧に作成してください。
大学によっては、いくら高い実績があっても、提出書類や小論文で不合格ということもありますので、文章作成力に磨きをかけておきましょう。
② は、ちょっと厄介です。
全ての時間を試合のため、好成績のために捧げたい。
受験対策にも時間を割きたいけど、部活動の実績で進学したいので、受験から目を背けがちになります。
そして、首尾よく好成績を収められ「出願要件」をクリアしても、大学によっては既に種目やポジションで「枠」が埋まっているケースも……。
難しいですよね。
出願基準に全国ベスト16以上とあっても、あくまでそれは出願基準であって、必ず合格できるわけではありませんので。
③ は、体育進学センターの生徒の9割以上(失礼!でも事実です)
ただし、自分の行きたい大学に行ける確率は②の人よりもはるかに高くなります。
なぜかというと、それは、受験対策を早くはじめられるからです。
一般選抜対策はもちろん、年内入試である「総合型選抜」「学校推薦型選抜」で、実績に左右されない枠で勝負できるからです。
こんなことを言ってしまうと、「では、希望の大学に行きたかったら、部活動を早く引退して受験に向かった方がいいのですか」と問う人もいるでしょう。
答えは、「ノー」です。
私の経験から、受験で成功する人は、常に「全力を尽くせる人」です。
学校行事、友達関係、遊びも含めて、もうこれ以上できないというくらい自分を追い込める人です。
高校生活最後の大会に全力を尽くす。
そして、その中で受験についての対策を、少しだけはじめておいて、あるいは、対策方法だけは事前によく調べておいて、大会が終わった瞬間に、受験対策に全振りするのです。
実は、筑波大学など受験に実技がある大学は、実技自体が、受験対策になるので、最終的には有利になるとも言えるのです。
実際、2024年度入試でタイシンを利用してくれた人の中には、筑波大学の推薦、早稲田大学の自己推薦(Ⅲ群)の方がいらっしゃいました。
筑波3名、早稲田1名が、残念ながら不合格。
しかし、一般選抜で、筑波2名、早稲田1名が合格しています。
どちらも部活動が終了した後、共通テストで、なんとか合格に届く点数をとりました。
筑波では論述試験や実技②、早稲田では小論文(※今年から総合問題)の対策にも全力で取り組んだ結果です。
体育進学センターは、体育系大学専門の予備校なので、皆さんを合格させることが仕事です。
ですが、それ以上に、皆さんに受験の中で大きく成長していただき、大学で飛躍する力をつけて進学してほしいと願っています。
時代にあわせた受験の仕方、頑張り方を考えて、悔いのないように、高校最後の学年を過ごしましょう。
応援しています!
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