タイシンブログ
【大阪校】新井先生より「大阪の校舎が移転して、3ヶ月が過ぎました。」
カテゴリ:タイシン大阪校
公開日: 2023年10月23日 13:56
こんにちは、
大阪校国語科の新井です。
大阪の校舎が移転して、3ヶ月が過ぎました。
新しい校舎のある辺りはかつて天満郷と呼ばれ、船場(せんば)や島之内、上町(うえまち)などと並んで古くから大阪の街の中心部でした。
といっても近隣はゴミゴミとはしておらず、京都にならった碁盤(ごばん)の目の町割りのそこかしこに江戸時代以来のお寺さんがあり、祠(ほこら)があり、緑のある公園もあります。
天神祭の時期には提灯(ちょうちん)を表に出す家も、少ないですがまだ見られます。
古くからお商売をなさっているお家なのでしょう。
町の歴史を感じます。
近松門左衛門の戯曲『心中天網島(しんじゅうてんのあみしま)』や上方落語の多くの作品の舞台となった土地でもあります。
いっぽうで、このあたりには新聞社や放送局もあるので、時代の先端を行く活気にもあふれています。
学校も近くにあるので、若い人も多く見られます。
歴史の深さに加えて、新しいものを生み出すエネルギーを感じます。
生活されている方も多く、子どもたちの姿もよく見かけます。
美味しいパンを焼くお店や美味しいご飯を出すお店が多いです。
「日本一長い」天神橋筋商店街も近くにあります。
休憩時間にご飯を食べるには困りません。
【大阪の歴史を見てきた大川(旧淀川)の流れ。向こうに見えるのは国道1号線の桜ノ宮橋(通称、桜ノ宮の銀橋)です。】
校舎の目の前を南北に走る天満橋筋を横切ると、3分とかからずにこんな素晴らしい眺めに出会えます。
カワウを見かけることもあります。
近くに大学のボート部の艇庫(ていこ)があるのか、舟を浮かべて練習していることもあります。
観光用の水陸両用バスが着水する際に、学生たちのボートが一旦停止してバスを先に通すという面白い光景を見ることもあります。
天神祭のときには、このあたりが船渡御(ふなとぎょ)の出発点となるようです。
「桜の通り抜け」で名高い造幣局も歩いてすぐの場所です。
校舎のある天満郷は昔から「(旧)淀川の水かさが増えても、天満は沈まない」と言われてきたそうです。
青物市場が置かれ、天下の台所である天満の繁栄ぶりを誇る比喩なのかもしれませんが、たしかにこのあたりは天満砂堆という微高地で、校舎近くの東天満交差点には「この地点の海抜4m」という表示がありました。
校舎の最寄り駅は、地下鉄谷町線・堺筋線の南森町駅・JR東西線の大阪天満宮駅、JR環状線の天満駅、もしくは桜ノ宮駅です。
梅田(大阪駅前、大丸の東側)からであれば、バスの便も便利です。
大阪シティバス36門真南行きで約15分「東天満」下車、78守口車庫行で約10分「源八橋(げんぱちばし)」下車、いずれの停留所からも5~6分で着きます。
ほど近くにある「OAP(大阪アメニティパーク)・帝国ホテル」が目印になるかと思います。
国道1号線と天満橋筋とが交わる東天満交差点から北に向かって5~6分のところです。
校舎のある「同心」という町名は、江戸時代の大坂町奉行所の同心屋敷(今でいう警察署)があったことに由来するとのことです。
【この奥に対面授業を行なう教室や、オンライン授業を行なうためのブースが並んでいます】
【オンライン授業と対面授業を並行して行う「ハイブリッド授業」の様子】
教室は天満橋筋に面したビルの7階にあります。
清潔感のあるコンパクトにまとまった空間です。
体育進学センターではほとんどの授業をオンラインで行なうようになりましたが、じつは、校舎に来て授業を受けたいという生徒さん、受けさせたいという親御さん方も大勢おられます。
場所やスタッフにも限りがありますので、上の画像で見られるように、オンラインで受講している生徒と教室で受講している生徒が、お互いに様子がわかるようなハイブリッド方式の授業をすることがあります。
すべての授業をこのようにできるわけではありませんが、可能な限り取り組んでいます。
私がハイブリッドの授業を受け持つ際には、カメラを適宜切り替えて教室の様子と白板の板書と両方がオンライン受講生に見えるように心がけています。
また教室の生徒にはカメラの向こうにいる生徒がどういう様子で授業を受けているかわかるように、パソコンにディスプレイをつないでいます。
場所は離れていても、心を一つにして授業を受けているという実感を持ってくれればいいなぁ、と思っています。
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