筑波大学 体育専門学群、日本体育大学、大阪体育大学、順天堂大学や体育・スポーツ系の学部・学科を受験する受験生のための専門予備校です。

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【タイシンブログ】有田先生より「筑波体育専門学群に合格するために ~学科編~」

カテゴリ:現役生情報
公開日: 2023年5月23日 14:46
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みなさまお久しぶりです!
初めましての方は初めまして!
体育進学センター有田祥太です。


現在は地元の熊本に戻りオンラインにて仕事をさせていただいております。


今回、数年ぶりにブログに寄稿させていただきます。

筑波大学体育専門学群に合格したい人はぜひご覧ください。本気で書きます(笑)。



合格する人ってどんな人???

私の体育進学センターでの使命は

“筑波大学体育専門学群への合格者を輩出する”ことです。

・各種目ごとの詳細なデータ分析

・本科生の合格者増

・筑波オンライン保体論述開講

・筑波オンライン実技開講

・筑波学習管理コース

などあらゆる点から筑波大学に合格者を輩出する取り組みを実践してきました。

加えて学科、実技、論述、におさまらず、生活面、勉強方法、性格や言葉の表現の仕方、時期、そして浪人生なのか現役生なのか、あらゆる点から数年間観察し続けてきました。

そこまで観察していければ筑波体育専門学群に合格する人、合格しない人というのが段々と
わかってきます(私の思い込みでなければ、、、)。


以下に列挙します。伝えたいことはいっぱいありますが絞ります。

http://www.e-taishin.com/diary/img/checkbox16.png  生活習慣が整っている(というよりはコントロールできる)。

 http://www.e-taishin.com/diary/img/checkbox16.png 自己観察、自己分析に長けている。

 http://www.e-taishin.com/diary/img/checkbox16.png 長期的な戦略が立てられている。

 http://www.e-taishin.com/diary/img/checkbox16.png 結果にフォーカスするのではなく行動・学習を振り返ることができる。

 http://www.e-taishin.com/diary/img/checkbox16.png 自分だけで受験をやらない。

 

生活習慣は大前提

生活習慣は受験での基礎基本です。

特に大切になるのが睡眠になります。

睡眠は6時間以下になると記憶力に影響を及ぼし、7時間以下になると精神的ストレスに影響を及ぼします。


みなさんは7時間以上とれていますでしょうか?

精神面が安定しないと受験に向かう意志力は湧いてきません。

長期的に勉強を継続して行うこと。

それが受験においては前提です。

ちなみに運動のパフォーマンス、特に判断や筋力にも影響を及ぼします。

※発育発達を考えると8-10時間は正直欲しいですが。。。


また睡眠時間をとれていること以外にも寝ている時間帯が一定かも重要です。

いつも寝ている時間に起きていたり、普段起きている時間に寝ていたりすると、自分の体内の中にあるリズムが崩れてしまいます。

その中での勉強は困難になります。


そのコントロールをスケジュールを自らできるかどうかが大切になります。



自分に疑問を持ち、自分の特性を理解できるか

成績が伸びない人の特徴に「勉強方法が変わらない」ことがあります。


先生に言われた方法や、これまでの自分だとこの方法で理解できていたから、と”成績がのびていない”のに続けている人がいます。


厳しい言い方かもしれませんが”成績がのびていない”のであれば、その方法は間違っています。

時間が経たないと成績に反映されない科目は一概には言えませんが、自分の前提を疑い、その疑いによって新しい勉強法などにチャレンジしていかないと成績は良くなっていきません。


なぜ勉強方法が変えられないのでしょうか?

1つは”言われた通り”にこれまでやってきている。

部活動などで言われてきたことだけを実施してきた人はこの能力、メタ認知と言われるような能力に欠けている傾向を感じます。


また筑波の受験は1400点ありますが、皆さんはどの科目でどれくらい点数をとりますか?そして実技ではどのくらいの点数を見込んでいますか?

その内容によってどこに重点をおくかが変わってきます。

筑波はみんな同じように受験することはありえません。

ひとそれぞれどこに重点をおいていくかが変わります。

これは長期的な戦略に響きます。

体専受験生は実技①②論述もあります。

実技①はやらないと落ちるし、戻すのにも時間がかかる。

実技②は練習しないと身につかないし高得点にしやすい。

論述も共通テスト後だと間に合わない。

その状況も踏まえて確かに計画していくことが大切です。



結果に着目しても変わらない。変えられるものに目を向けられるか。

結果に目を向けてもなにも変わりません。


例えばスポーツの場合で考えてみましょう。一回戦の相手はすごく弱い相手でした。

結果として勝ったとしましょう。勝ったことに喜ぶでしょう。二回戦の相手は強豪校です。圧倒的に負けたとします。負けたことを悔しがり嘆きます。

結果にフォーカスを当てた場合、勝っても負けても、”次につながる成長”を考えられますでしょうか?意味をもつことはありません。

受験も一緒です。

模試の点数が低い時は模試の問題が難しい場合もありますし、点数がとれる場合には問題が簡単な場合があり、模試の点数をみても自分が成長した能力以外の他の要因が影響を及ぼすときがあるわけです。

それよりも以下に

”自分はなにができるようになったのか”

”どうしたら次はできるようになるのか”

”どんな努力をすればいいのか”


ということにいかに視点を向けることができるかが、次に進めるスピードに繋がっていきます。

行動や学習にフォーカスした振り返りを行えることができるか、ということですね。



自分だけでは限界があるが、仲間がいれば越えられる。

人と交流することは大事です。

うるさいクラス(授業中に会話の多いクラス)ほど最終的に成績がよくなるとある教員の方から聞いたこともあります。

私はこれがメタ認知に非常に作用していると考えています。


メタ認知とは”自分の認知を認知する”ことを指します。

「100回書いたのに英単語を覚えられない、、、よし200回書いてやる!」

ではなく、

「あれ?そもそもなんで私は”書く”ことが覚えられると思っているの?」

という風に自分はなぜそのような考えや思考の前提になっているんだろう?と自分を見つめる能力のことを指します。

人と交流する、特に勉強や運動についての考えを共有できる仲間の存在というのは、このメタ認知への作用を導き、「え、この人こんな考え方で勉強してるの!?」「なるほど、そんな風に覚える方法もあるのか」と新たな視点や考え方を見つめるきっかけになるのです。


また仲間の存在というのはモチベーションに影響します。

同じ方向を向かって学んでいる仲間がいる。一緒に高め合える仲間がいるというのは長期的にモチベーションを継続するために非常に重要な要素となります。


僕は受験をスポーツのように変革していくことが大切だと感じています。

スポーツのように仲間と高め合い協力し合い、自己研鑽を積み、結果だけを求めるのではなく自分がなにができるようになったかどんなことをしたいかという自分の成長を楽しみながら行っていく。

そんな環境を作っていきたいと思っています。



筑波学習管理コースはそれらをマネジメントするコースです。

上述したことを踏まえて筑波学習管理コースには以下のようなプログラムが構築されています。

1・筑波体育専門学群の学生と1on1コーチング

2・受験する仲間と共に振り返り(リフレクション)をする機会

3・1週間の自分をマネジメントするスケジューリングの時間

4・自分の1日の取り組みに対する筑波体育専門学群の学生によるフィードバック


1・筑波体育専門学群の学生と1on1コーチング

同じように受験を経験し、コーチングの研修を積んだ筑波大学体育専門学群の学生による1on1コーチングを週1回、30分~60分かけて実施しています。

【研修中の学生】
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そこでは1週間の体調や精神状態の把握から始まり、困っていることや相談したいことはもちろんのこと、受験に向けた目標設定を模試ごとに行いながら進めています。

目標設定はただ設定することに意味はありません。

「振り返られる」目標設定になっているからこそ、目標設定は意味を持ちます。

その意味のある目標設定を筑波の学生と共に立てていき、効果的な学習サイクルへと繋げていきます。


【目標設定シート(抜粋)】
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2・受験する仲間と共に振り返り(リフレクション)をする機会

仲間と共に振り返る時間を週1回1時間とるようにしています。

そこでは個人で今週どこまで到達していたかったかの目標やそれに対する自身の行動、そして自身の行動や思考について振り返りを30分程度行っていきます。

その後同じ筑波を目指す受験生とシートをそれぞれ眺め合い、このシートに対してそれぞれの受験生の視点からFBや質問をお互いに行い、メタ認知を刺激し合ってさらに良い一週間へと繋げていきます。

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3・1週間の自分をマネジメントするスケジューリングの時間

1週間の振り返りを仲間と行ったあとは、その振り返りを踏まえて自身の1週間のスケジュールを決めていきます。

スケジュールはただ勉強する時間を決めればよい、というわけではありません。

なんのための時間なのか、何をどれくらいやるのか、休みはいつとるのか、などスケジュールの決め方には効果的な決定の仕方があります。


また人間とはそれほど意志が強いわけではありません。

例えば自分が行きたいと思ってスポーツジムに通い出し、1年間継続できる人は3%程度です。

受験というストレスの高いもの継続的に取り組むには、継続的に行う仕組みから考えていかなければなりません。

スケジュールの質は勉強の質に影響を及ぼします。

半強制的ではありますがスケジュールを組む時間を取ることによって、効果的・効率的な一週間にしていきます。

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4・自分の1日に対する筑波体育専門学群の学生によるフィードバック

学習管理の受験生には毎日自分自身の取り組みに関する振り返りを行っていただいています。

その振り返りに対して筑波大学の学生からのポジティブフィードバックを中心としたコメントを毎回送ってもらい、自分自身を刺激してもらいます。

行動・成長にフォーカスできるように丁寧なフィードバックが返ってきます。

また毎回やりとりをすることで筑波大学の学生も普段の様子を把握できるので、ちょっと今日は様子がおかしいな、メンタル的に不調そうだなとか変化に気付け、適切なアプローチが可能になっていきます。

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受験は人生を豊かにする抜群な成長機会。

受験と聞くと多くの方がネガティブなイメージを持たれるのではないでしょうか。

我慢してやらないといけない、、、落ちたらどうしよう、、、1人で辛い、、、


学習の仕組みを変えていくことができれば、それはポジティブなものへと変換され、そして人と協力をすることはもちろん、自分自身のマネジメントや目標設定、スケジュール調整能力やコミュニケーション力、様々人として人生を豊かにする能力が身に付きます。

そしてそれはもちろん成績向上へとつながり、合格へと導きます。


高校生活の大切な時期を使う受験生活を一緒に豊かなものにしたいとおもわれる方はぜひ筑波学習管理コースに体験にきてみてください!!

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