タイシンブログ
【代々木校】浦野先生より「総合型選抜を受けようとしている方へのアドバイスです」
カテゴリ:タイシン代々木校
公開日: 2023年5月15日 12:37
こんにちは。
代々木校の浦野です。
高3生のみなさんは、
学校で進路決定の面談が
スタートしているのではないでしょうか。
私は、毎年、この時期、
あちこちの高校へ進路ガイダンスに出向き、
3年生には、入試制度について、
1・2年生には、大学の魅力や卒業後の仕事などについて
お話する機会をいただいています。
また、体育進学センターのオンラインの説明会においても、
大学別の入試対策説明や予備校の受講相談に乗っています。
今日は、その中でお話ししていることを少しだけ紹介します。
突然ですが、3択クイズです笑
日本に大学は、いくつあると思いますか。
第1問① 約300校② 約500校 ③ 約800校 |
これに対し、専門学校は、いくつあるでしょう?
第2問① 約800校② 約1800校 ③ 約2800校 |
答えは、
第1問・第2問とも③です。
家から通えるとか、国立・私立とか、
取れる資格とかを限定しなければ、
高校を卒業した後で、再び学校で
何かを学び続ける選択肢は、
たくさんあるということですよね。
もちろん、コロナも落ち着いてきたので、
海外で学ぶという選択肢もあるでしょう。
では、
みなさんは、進学先で何をしたいと
考えていますか。
また、どんな力を身につけたいと
考えていますか。
このブログを読んでくださっている方は、
少なくともスポーツ・体育・健康といった分野に
興味があると思います。
日本の大学の中で、体育や健康科学といった
分野を学べる学科がどれくらいあるかというと、
約280学科だそうです。
(旺文社教育情報センター調べ)
さらに、文部科学省のH Pで、
中学・高校の保健体育教諭の免許が取れる
大学・学部・学科を調べてみると
これまた、280くらいあります。
私自身が正確に調べたわけではありませんが、
少なくとも、この15年くらいの間に、
保体免許が取れる、スポーツ健康が学べる
という大学が激増したことは確かです。
それだけ、世の中で、体育・スポーツ・健康の
学びの重要性が増したということでしょう。
体育スポーツ系に限りませんが、
入試制度も変わりました。
私立大学においては、
一般選抜よりも、年内に実施される
総合型選抜、学校推薦型選抜の割合が、
圧倒的に大きくなっています。
ひと昔前だと、
インターハイ出場、国体メンバーなど、
高い競技実績を持っている人、
あるいは、学校の評定平均値が高く、
指定校推薦の枠に入れる人だけが、
年内に合格をもらえるというのが常識でした。
しかし、今は、実績が不要なだけでなく、
運動部活動に所属していなかった人でも、
総合型選抜で、伝統ある体育系大学に
進学できるようになりました。
つまり、選手としてスポーツを「する」とか、
指導者としてスポーツを「教える」とか、
ではなく、スポーツが「好き」だから、
そのスポーツについて、「知りたい」「調べたい」「支えたい」
さらには、新しいスポーツの仕事に「かかわりたい」という
思いを持っている人であれば、
大学は、誰でも受け入れるようになってきているのです。
そして、その最大の入り口が「総合型選抜」という試験です。
「総合型選抜」は9月から出願が始まり、
10月に試験があります。
どの大学でも、たいていは、事前に「書類」を提出し、
それに基づく「面接」があり、さらには、
「小論文」「総合考査」などのペーパーテストが課されます。
体育スポーツ系の大学は、お父様、お母様の時代よりも、
年内の入試で合格できる率が、格段に高くなりました。
もし、「自分には競技実績がないから」「学力が低いから」
「部活動途中でやめちゃったから」などという理由で、
自分の思いに蓋をしようとしている人がいるとしたら、
それは、もったいない話です。
ここからは、
総合型選抜を受けようとしている方への
アドバイスです。
定期的に大学のホームページに訪れて、
次の①~⑤に注目しながらみてください。
① 提出書類の書式
Point:掲載は、まだ昨年のものなので注意!今年は変わるかも。
② 小論文・総合考査などの過去問題
Point:無料の会員登録で見られたり、学習のアドバイスがあったりする大学もあります。
③ 建学の精神とアドミッションポリシー
Point:自分の思いとのフィッティング(相性)が大切です。
④ 入試結果
Point:倍率だけに左右されないこと。3年分くらいはみてみたい。
⑤ カリキュラム・シラバス
Point:どんな授業をやっているのか具体的に書かれています。
みなさんは、検索上手ですか?
説明会にご参加いただいている方に聞いてみると、
意外と、「それ、まだ見ていないです」という人が多いんです。
大学側の人(最近は大学生が主体的に作成するケースも)が、
クラブ活動や授業の様子を、動画にして魅力ある
ホームページを作ってくれています。
受験生であるみなさんは、そうした動画はもちろん、
ちょっと細かい「文字情報」も、しっかり見てほしいと思います。
なぜなら、
体育系大学を受験する生徒さんたちの、
将来の夢やこれまでの経験って、結構、似ていますよね。
そうすると、他の人と差がつきにくいと思いませんか。
だからこそ、自己アピールの必要な入試では、
どれくらいその大学の学びに興味があるか、
どれくらいその大学のことをしっかり調べたか、
ということが、一つの判定基準になるのです。
今回は、総合型選抜について書かせていただいています。
ですので、①②で提出書類、過去問のことを挙げました。
一般入試でも同じです。最初にチェックすべきは過去問です。
解ける解けない関係なく、自分の受ける大学は、
どんな問題を出すのか、そして、その問題で、
最終的にどのくらい得点すればよいのか。
ゴールを見据えることが大切です。
そこから、逆算して、何を勉強したらいいか、
考えればよいのです。
話を総合型選抜に戻すと、
この時期の総合型選抜の場合の準備は、
次の3つが大切でね。
A 自分と向き合って自分の将来を考える。 大学で何を学びたいかを決めて、何が学べるか調べる。 B 大学で学ぶことの先取り学習をすることで、 小論文や総合考査に備える。 C エントリーシートや志望理由書の書類を書くための文章表現力をつける |
実は、体育進学センターで、現在、私立大学向けにやっている授業は、
このA B Cに即しています。(7/22まで)
A 火曜日の「出願書類・面接」
B 月曜日・土曜日の「体育・スポーツ系知識」
C 木曜日の「小論文・文章表現の基礎」
で、いずれも、オンラインで、20時開始です。
部活動が終わって、自宅に帰ってこられれば、参加できます。
もちろん、ただ聴いているだけではなく、参加型・対話型の授業です。
最後は、宣伝になっちゃいましたけど、
「総合型選抜」からチャレンジしようと思っている方は、
ぜひ、体験授業(各講座1回無料)に出てみてください。
今のうちに、総合型選抜をうける基礎を作っておいて、
各大学の入試要項が出そろう8月からは、
大学別に対策授業を展開していく予定です。
みなさんが、将来に向かって、本当にやりたいと思ったことを
思いっきりできる大学を選んでください。
選ぶのは、大学ではなくて、みなさんです!
応援します。
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