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タイシンブログ

【代々木校】土方先生より「明けましておめでとうございます!」

カテゴリ:タイシン代々木校
公開日: 2023年1月 1日 17:44
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代々木校の土方です。


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(今年は卯(うさぎ)年ですね。小学生の時に飼っていたミニパンダウサギのクウちゃんの写真があったので、載せてみました。)


明けましておめでとうございます!

と、言っても、受験生の皆さんはそんな気分じゃないですよね。

「受験」という大きなヤマを越えて初めて、年が「明ける」し、「おめでとう」と心から言えるのですから。

年が変わったということは、皆さんにとっていよいよ「勝負」の時が近づいたということ。

改めて気を引き締めて頑張っていきましょう。



「戦は瀬戸際からが本当の勝負」と、昔からよく言われます。

これまでがっちり勉強してきて、準備はほぼ万端という人は、この時期、「油断こそが大敵」です。

心のゆるみがこれまでの努力を台無しにすることがないよう、今まで以上に用心深く行動しましょう。

また、最後の詰めも怠らずに!

まだまだがむしゃらに勉強して、知識を詰め込んでいかなければならないという人もいるでしょう。

「このままでは、受験はヤバい」っていう、まさに「背水の陣」という人。

私は一浪していますが、現役の時も、恥ずかしながら浪人の時も1月はともに背水の陣の月でした(笑)

ただ、受験で背水の陣を2回経験したことは、その後自分にとって良い経験だったと思っています。

そのおかげで、嫌なこと、つらいことから、少しは逃げなくなったかな(笑)

「背水の陣」を敷く上では大事な心構えがいくつかありましたね。


まず、覚悟を決め、心を強く持つこと。

受験で失敗したって、命がなくなるわけでないのですからね。

生きて、やる気さえあればどうにかなるもんです。

受験に失敗、就職したのち、「夢」を諦められず再度大学受験し、合格したという人にはこれまで何人も会いました。


次に、ささいなことで悩まないこと。

勉強ができない、点が伸びないことなどで悩まないことです。

悩んでいる時間がもったいない。

その分、英単語でも、1つでも多く覚えた方がまし。

もともと勉強が苦手で、それと正面から向き合うするのを避けてきたせいで、背水の陣という事態になったわけでしょう?

今更、虫の良いことは言わない。言い訳もしない。

ひたすら、目の前にあるノルマを一つでも多く、我慢してこなしていくのみです。

最後に、「つらい、しんどいって感じるのも生きている証だと思いましょう」ってことです(笑)


浪人生の時、成績が伸びず、心の底から受験が嫌になった時がありました。

1回じゃなくて、何回も。

一番ひどかったのは浪人の秋の終わりか、冬だったかな。

成績がた落ち、御先真っ暗な事態になりました。

もうペンを持つことさえ、嫌で嫌で仕方ない。ため息ばかり。

「きついなあ、苦しいなあ、やめてえなあ」って、いつも以上に一人愚痴を漏らしていた時、「この苦しさが生きてる証じゃないかな」ってふと思ったんですね。

死んじゃったら何も感じないわけですから。

それに、物事を甘く考えがちな呑気な自分には、この苦しみは良い薬なんじゃないかって。

ため息ばかりついているんだって、それは今の自分をどうにか変えていきたい、だけどできない、その表れじゃないか、向上心の裏返しなんじゃないか。

本当に諦めてしまっているなら、ため息さえつかないんじゃないのかって。

そう思うと不思議と気が楽になりました。

「元々俺はそんなに頭良くないし、むしろ、小学校時代は算数ができず居残り勉強をたびたびさせられたくらいバカな方なんだから、やるだけやってだめならそれは仕方ないこと。うじうじ悩むのはもうおしまいにして、この苦しみを大いに楽しんでみるか!」って気持ちになったんです。

それから、決して順風満帆に事が進んだわけでは決してないですが、泣き言もあまり言わなくなり、やるべきことをできる限りやって、受験を乗り越えられたと思います。



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(年末の大掃除です。私は代々木校の用務員でもあるので(笑))



話は変わりますが、昨年10月、プロレスラーのアントニオ猪木さんが亡くなりました。

一ファンとして、猪木さんからは多くを学ばせてもらいました。

猪木さんには良い面だけでなく、反面教師としての面もあり、その両面から、いろいろなことを教えてもらったと思っています。

猪木さんは1998年の引退試合の際、試合後のスピーチを以下の言葉で締めくくりました。

この道を行けば
どうなるものか
危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
踏み出せば
その一足が道となり
その一足が道となる
迷わず行けよ
行けばわかるさ
ありがとう!

「迷わず行けよ 行けばわかるさ」という言葉が特に印象に残りました。

猪木さんの人生を要約するなら、この言葉ではないかなって思います。

つらかった浪人時代、猪木さんのこの言葉が、いつも心の中にあったら、どんなに励まされただろうかと思いますね。



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