タイシンブログ
【代々木校】浦野先生より「今回は、本科生の様子をお伝えします。」
カテゴリ:タイシン代々木校
公開日: 2021年5月26日 09:43
こんにちは。
代々木校校長の浦野です。
梅雨入り間近。蒸し暑い日も増えてきました。
今回は、本科生の様子をお伝えします。
第1回の校内模試が終わり、
成績表が出来上がりました。
本科コースで実施している校内模試は、
「共通テスト模試」(河合塾・駿台ベネッセ)とは異なり、
日頃の学習の定着度を測るものです。
したがって、
現役時代に、どんなに勉強のできなかった人でも、
普段の授業をしっかり受けていれば、
ある程度の点数が取れるようになっています。
こう書くと、「なんだ、授業ノートを暗記すればいいのか」と
思われるかもしれません。でも、そういうものではありません。
確かに、英語の文法部分や国語の漢字などは、
覚えておけば点数がとれる部分もあります。
しかし、読み方や解き方をきちんと理解していないとできない問題も、
しっかり出しています。
そこで大切なのは、「復習・自習」の充実。
受けた授業のノートを丁寧に読み返し、
なぜ、その答えになるのか、習ったことを応用して、
違う問題が解けるかを試す必要があります。
コロナ以前(といっても、もはや2年前)は、
教室に残って、顔をつき合わせて友達同士教えあったり、
先生が付き合ったりすることもできました。
しかし、緊急事態宣言が出ている間は、
用心に用心を重ねて自習室の使用も自粛してもらっています。
そこで、やり始めたのが、
「オンライン自習室」
5月12日から、毎週水曜日、
夜8時~10時までの2時間、
Zoomをつないで自習室を開くことにしました。
参加した生徒たちに聞いてみると、
オンライン自習室は、
・ひとりでやるよりも、緊張感が保てる ・一番怠けやすい時間帯なので、よい。 ・自分の部屋なので、楽な格好で勉強できる ・質問できる環境がうれしい |
などの感想が返ってきました。
そして、先週からは、大阪校の生徒も一緒にやっています。
離れていても、一緒に頑張っているという意識があると、
オンラインコースの生徒たちも心強いのではないでしょうか。
東京の感染者は、少しずつ減り始め、ワクチンの大規模接種も始まり、
コロナ終息へ向けて着実に進み始めています。
これ自体は、とてもいいことです。
ただ、私は、こんな風にも考えています。
もし、以前のように、除菌やマスク着用の規制が緩まり、
対面での授業が自由にできるようになっても、
受験生は、今のスキルを簡単に捨ててはいけないと。
すなわち、コロナ禍にあって、受験生が、
オンラインで効率よく学習し、
自分の部屋で、途切れやすい集中力を保ち、
たった一人でも、生産性の高い学習を続ける。
こうした経験を、簡単に手放しては
いけないと思うのです。
去年の本科生がそうであったように、
今年の本科生も、
より一層の自律心と忍耐力を身につけて、
強い受験生として入試に臨んでほしいと思います。
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